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Rubyと言語仕様

卒論ネタ。

まつもと氏を中心としたRubyコミュニティは、今後どういう体制を整えていくのか。あるいは緩やかで暗黙的な連帯だけで開発を続けていくのか。
Rubyを飲み込んでしまうJava − @IT

Rubyのコミュニティがどうなっているか具体的に知らないけれど、Rubyの言語仕様は言語デザイナ(?)のMatzの頭の中にあり、それらが暗黙知として共有されているってことなのかな?

Rubyは言語仕様が明確にドキュメント化されていない
「本家Rubyより速い」、JRuby開発者に聞く −@IT

によると、やはり明文化されていないみたいだ。それなのに実社会で使われていたり、楽天(使ったことないけど)のように私達の実社会に深く関わるところで使われようとしているのは少々不安なお話ではないだろうか。

Sunが本気でエンタープライズの分野での利用を考えているのならば、SunはRubyの言語仕様を独自に決めてJRubyに実装してしまうか、Rubyコミュニティに圧力をかけて言語仕様の明文化を迫るという事態も出てくるかもしれない。

Rubyコミュニティはややハッカー的で理念追求という側面が強いが、人々に利用されつつあるという現実も見なければいけない段階に来ていると思う。実社会で利用され、人々の生活の裏方として利用されつつある以上、2.0の開発は少し保留し、早急に1.9系の言語仕様を明文化させることが必要じゃないだろうか。Matzにとっても、実装系の乱立によって方言が出来るのは好ましくないんじゃないか。

それに「3年で陳腐化するWebサイトの構築には軽量言語のほうが向いている」と作るのが早い言っても、言語仕様変更のせいで運用期間が短いのもお話にならないし、言語使用変更によるコードの差し替えもプログラマの雑務を余計に増やすという点でRubyの理念に反する話じゃあないだろうか。

ただ、RubyはMatzの感性に同意する人たちの一種の宗教みたいなもんだから、MatzがYARV開発開発停止を命じ、JRubyを支持しない限りJRubyは普及しない気がするが…どうなるだろう。JRubyYARVの性能差が歴然と出ない限りの話だけれども。

*追記 2007/5/17 6:58

http://www.atdot.net/~ko1/diary/200705.html
そういえば、YARVはささだこういち氏が自主的に作成していましたね。上の話は一部誤解を生む表現が含まれていたかもしれません。また、誤字指摘ありがとうございました。